童話書き

チロルチョコみたいな童話を書きます

お米やさん

お米やさんで働いている、こめちゃんは、働き者です。

こめちゃんは、毎日お米の上のほこりとりを任せられていました。それと、お店の掃除。

こめちゃんは、あきたこまちが好きでした。

あきたこまちは、品種が様々あるなかで、一番美味しく、価格も低価格で丁度いいのです。

あきたこまちは、美味しいです。

こめちゃんの1日は、とっても楽しいもので溢れかえっています。

まず、お父さんに7:00にお米やさんにおいてもらって、お米やさんで美味しいごはんを食べます。

その後は、幼稚園のパスが来るまでほこりとりや掃除をして、おばちゃんとお喋りしながら待ちます。

幼稚園が終わったあと、15:00位に戻ってきたら、ひたすらお絵描きと絵本読み。

こたつ机の上にあるおかし鈸が好きでしたが、あんまり食べたら太るよ。と言われて、食べたり食べなかったり。おじちゃんのトラックに連れられて、お米や灯油を輸送して、他の家の人に可愛がられていたりしました。

こめちゃんは、とっても幸せです。

こめちゃんの一日はこんな感じ。

ある時、こめちゃんは、一人でお使いに行きました!

1000円をもらって、虫かごを買いに行きました。授業で必要だったためです。

カマキリを入れて、友達と観察して、理科の時間に観察日記を描いていました。

カマキリは、とても大きくて、飼いきれなかったので、逃がしてあげました。でも、お米やさんのお庭が気に入ったので、そこを楽園としました。

カマキリの名前は、殿様みたいだったので、トノピーと言いました。

トノピーは、たまにでてきては、おばちゃんちに置いてあるアロエを少し食べて出ていったり、他の虫たちに優しくしたりして、人気者でした。

3年くらいトノピーはたまに出てきてくれました。

こめちゃんはトノピーのことが好きでした。

けれども、お別れの時が来てしまいました。

トノピーの寿命が全うされてしまう時か来てしまったのです!

トノピーは、3歳で亡くなってしまい、他の虫や植物仲間から慰霊のアロエを沢山貰って、幸せに天寿を全うしました。

こめちゃんは、トノピーのことが好きだったので、自分の家の花壇に植えて、お墓を作ってあげました。

そこから、知らず知らずの間になんと、アロエが出てきたのです!

アロエは、たまに、こめちゃんが食べたり、他の虫仲間たちを潤したりして、トノピーは、死んだあとも活躍しているのでした。

トノピーは、天国では、亡くなった虫たちやこめちゃんの周りの親戚たちと一緒にアロエを栽培して、仲良く暮らしていました。

天国では、生きていた人と同じように暮らして、同じように生きていました。

天国に、こめちゃんは、寿命を全うするまで、お祈りを続けていたので、こめちゃんもトノピーに出会えることができました。

トノピーとこめちゃんは、天国で出会い、幸せに幸せに暮らしましたとさ!